マクロプラズマット、マクロという名称がついていますが、決してマクロレンズではない 、マクロと付いているのは、マクロ撮影出来る解像能力を持つ高解像度レンズという意味ではないだろうか、しかし接写のためのクローズアップレンズが用意されているのも面白い所です。したがってこのレンズは一般レンズとして設計されているようです。  このレンズはツアイスの天才、ルドルフ博士が60歳代で設計しました。 レンズ銘板にもDr.Rudolphと書いてあります。レンズメーカがライカ判カメラの標準レンズを作る事はよほどの自信作だったのでしょう。または,マイヤー社がルドルフの名を入れる事によりレンズをより販売しやすくする為のものだったのでしょう。 このマクロプラズマートは色々なカメラのレンズとして使われています。欧米ではかなり人気があったようでルドルフがマイヤー社で作ったレンズの中では一番種類が多いのではないかと憶測します。  まずはSLRカメラ(35mm)では、エキザクタカメラに50mmF2.7 (1)のレンズが存在する。ライカスクリュウマウントには35mm、50mmと105mm、コンタックスCXには35mmと50mm (2)、多分105mmも存在していると思われます。中判カメラではPrimarFlex (3)やMEISTER KORELLE (4)などの標準レンズに使われました。 その他にもKINAR (5)やVrsofotEpifokaやBentzinのTLR , Planovista (6)などにも搭載されています。長さは35 mmから180mmまで多様の焦点距離があるようです。F値もF2.7やF2.9はカメラ用でF4.5やF6.F8などの暗いのは製版用のレンズとして使われた様です。

マクロプラズマットのレンズ構成は6枚5群で、後ろから2枚目と3枚目の間に空気間隔が入っている変形ガウス型のレンズです。

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