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アンジェニュー

アンジェニューを創設した。ピエールアンジェニューは1907年7月14日フランスロワールのサンテアンで生まれた。1928年に光学のエンジニアとして勉強しパリのパテ・シネマで2年、OPTIS社で2年シネ用の設計主任として活躍、その後の2年は、ASIOM社の経営に参加し映画用のレンズの仕事に関わった。
1935年パリにアンジェニューを設立し、故郷のサンテアンに工場を建てた。1950年にはレトロフォーカス(Retrofocus)のシリーズの開発や1953年には0.95の大口径レンズの設計、1956年以降は多くのズームレンズを開発していき1960年代には1000名を超える会社まで成長させたのです。
あの有名なアポロ計画の月の第1歩の映像もアンジェニューのレンズで撮られていた様です。ピエールは1998年6月26日に90歳で生涯を終えています。

さて写楽彩は、このアンジェニューが開発したスチルカメラのレンズ達を紹介していきます。アンジェニューのレンズのほとんどはシネ用として開発されています。ほんの少しだけ35mmカメラ用と開発されいます。
どちらかと言うとアンジェニューはズームレンズが主流なんですね。

アンジェニューという言葉は、なんともいえない響きに聞こえる。フランスのレンズメーカで、ロワイエやコダックの蛇腹カメラのレンズ、コダックのレチナのレンズなどに搭載されています。またエキサクタやM42、ライカスクリュウマウント、コンタックスCXマウント用,様々なカメラのレンズを製作してきました。フランスのレンズメーカというと、ソンベルチオ、キノプテックなどが思い出されますが、結構独自的な描写をするメーカが多いです。アンジェニューレンズは柔らかい描写の中に 非常に立体感、被写体の質感などがリアルに表現されます。たまに色が濁るような面白い表現もしてくれる、とっても癖玉の好きな私には格好のレンズであるといっても過言ではないです。よくこのレンズを使った人でボケボケの描写をするレンズと仰る方もいらっしゃいますが 決してボケレンズではありません。レンズによっては逆光に弱くフレアが出るレンズがありますが、良く映るレンズなのです。たまたま持たれているレンズが経年劣化して曇りや内面反射によって引き起こしたものだと思われます。またレンズの種類によっては使いこなしが必要で、簡単には思ったようには撮らしてくれません。 このレンズは良く選んで購入されるべきでしょう。とくにレンズの中に白い気泡が出ているものは避けるべきです。今回のアンジェニュー特集は、M42,エキサクタレンズとライカスクリュウレンズ.RFコンタックスレンズ、アルパレンズ(スモールマウント)レクタフレックスを取り扱います。
〜はじめての出合い〜
私とアンジェニューの出会いはライカスクリュウマウントの90mm/F1.8 P1からです。 黒鏡胴に白地の輪っかがついているレンズで純正ライカにはなかなか見られないレンズでした。試写をしてみると開放ではふわっと少しフレアが出ていますが、写真に写っていた女性の髪の毛を見ると、髪の芯はきっちり描写されていました。逆行はさすがに弱いですが、 なんともいえない柔らかい描写になっていました。被写体の質感や立体感がとても良く出たレンズだと感じました。時々レトロ的な色彩で表現をしてくれるこのレンズなかなか良いものという印象を持ちました。その後同じライカスクリュウマウントの35mm/F2.5も手に入れ90mmとはまた違った描写に驚かされ、アンジェニューのレンズに浸透していく羽目になりました。 このようにレンズによって色々な描写を表現してくれるフランスのレンズ、決して現代のレンズには表現できないファジーでしかも優雅な表現をしてくれます。使いこなしは難しいが、それを制したときの満足感がなんともいえません。
今回いろいろな方、お店に協力を得れまして、なかなかすべてを見ることは困難ですが、代表的なレンズを御紹介し、作例もできるだけ載せましたので、お楽しみ下さい。

アンジェニューの各レンズをご覧になるには、上のWide lens(広角レンズ),Standard lens(標準レンズ),Telephoto lens(望遠レンズ)をクリックしてください。

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Logo

アンジェニューのロゴは時代によって変化しています。大きくは4つのロゴがあり、最初は1947年 次はレンズのフロントキャップによく見られるロゴで1958年、1965年に3つ目のロゴです。最後は1982年となります。現在も会社はあります。ロゴも変わっています
http://www.angenieux.com/  (THALES Angenieux)